「私、こういうお仕事なので、夜は遅いですし、 沢山の男の人とキスするかもしれないし、 ベッドで一緒になるかもしれない」
キョーコは蓮の腕の中。
蓮は何も言わずに、表情も無く、じっとキョーコを見つめている。
「ワガママ言いますし、愛なんて分からないですし・・・他の女の人がいいってそのうち言うと思います」
「・・・君が、好きだよ。オレを好きだと言ってくれるこの唇も、心からオレを好きでいてくれる優しい気持ちも・・・」
「・・・・・・・・・・」
「・・・全てをひっくるめて、君が、好きだよ・・・」
--・・・夜の闇に溶けたのは・・・
2008.10.18